佐野屋よろず帳

横浜市の米屋が適当な事書いてます

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金芽米にカビが発生した事に対する疑問

   

生協のパルシステムで取り扱っている金芽米で
販売量の約50%でカビが発生したそうです。

7月4回企画「エコ・庄内はえぬき(エコらく金芽米)5kg」のお
詫びとお知らせ

7月4回に企画いたしました「エコ・庄内はえぬき(エコらく金芽米)5kg」におきまして不良品が発生いたしました。この件につきまして、以下、ご報告と
お詫びを申し上げます。
3.原因

精米の委託先と原因究明をおこなったところ、精米機の湿度センサーの不良により、精米されたお米の水分値が不均質になる現象があったことが報告されまし
た。精米の段階で一部に水分値が高いお米が製造され、その結果、日数を経過してから、これら水分値の高いお米からカビが発生したものと考えられ、精米機の
機能不良による製造上の事故と判明しました。

ここで一つの疑問が出たんですが
「精米の段階で一部に水分値が高いお米が製造され」
水分値の高いお米が製造された?カビ発生の原因は水分過多?

一般にお米にカビが発生するのは、水分16%以上と言われています。
その為に、検査の段階で水分値が16%以上あると規格外とみなされるので
生産者の人は大抵14~15%前後の水分値になるように調整して出荷しています。

それなのに何故水分の高いお米が精米されてカビが発生したのでしょうか?
考えられるのは
1.パルシステムで金芽米に使用されたお米が
未検査米だったので、もともと水分値が高い米だったから。

2.精米の段階で水を使って処理する行程が入っていたから。
作業行程で水を使っていれば、「精米の段階で一部に水分値が高いお米が製造され」という
発表も納得出来ますね。
しかし、金芽米の精米方法は「均圧精米法」という新技術で精米し
その後BG無洗米処理されているようです。
BG無洗米については

「ブラン(Bran)=ヌカ、グラインド(Grind)=削る」の頭文字。
BG精米製法は、粘着力の強い肌ヌカの性質を利用し、無洗米にする製法です。
水はもちろん何かを添加することは一切無く、肌ヌカの粘着力だけを利用する製法なので、安全で安心。
また、工場でも排水がまったく出ませんので、川や海を汚すことはありません。

との事なので、水は使用していないと言われています。
均圧精米法は詳しい製法がわからないのでなんとも言えませんが
水を使用しているとは考えにくいですね。

では何故、精米の段階で水分値の高いお米が製造されたのでしょうか?
まったくの謎です。普通に考えたら精米して水分値が減るのはわかるけど
水分値が上がるなんて考えられないです。

パルシステムの組合員の方は精米機の構造・精製方法の完全公開を求めて見るのも
いいかもしれないですね。

 - お米のこと ,

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