「無洗米は買わなくて良いと言う話」というはてなダイアリーを読んで
ちょっと知っているお米屋さんの名前が出ていたので興味を引かれて読んでみたけど、サイトの内容よりコメント・トラバがひど過ぎる。
サイトの内容を簡単に言うと
最近の精白米は非常に高性能な精米機で精米しているので、昔みたいに研がなくても大丈夫。
だから無洗米買わなくても良いんじゃね?って事です。
確かに間違ってないと思います。でも、全ての精白米がそうと言ったら嘘なんで
この辺は各自購入場所での確認が必要ですね。
それよりも、ひどいのがトラックバック先で
うちはいつもあきたこまち。 – 犬と豚。
洗わなくて良いなんて書いてませんし!
複数原料米はまずい – 某氏のたわごと (はてな支店)
未だに複数原料米=まずいっていう認識は置いといて
無洗米は環境に良いっていう認識が当たり前になっちゃっている所が問題ですね。
無洗米が環境に良いか悪いか、僕自身は調べた事が無いので断言しませんが、こちらのお米屋さんはしっかりとしたデータを持って無洗米に対して取り組んでいるので一読お勧めします。
ひとつ面白いトラックバック先が
無洗米? – すといけいあ
時系列劣化による比較で無洗米でもありなんじゃない?って言う判断です。
確かに精白米は精米した後から酸化が進み、食味も劣化していきますが2週間から3週間程度なら酸化による食味低下も問題にするレベルじゃないので、先のサイトのお米屋さんも無意識の内に判断していたんじゃないかな?
最後に
無洗米の定義についてですが
お米の一番美味しい層(サブアリューロン層)まではがさないと、世間的には無洗米と認められない
とありますが、これは初耳です。
確か濁度によって決めるとか言ってた気がしたけど、曖昧なままな様な気もします。
先の無洗米について書いているお米屋さんのページから抜粋ですが
「糠層は数種類の層より成っており、最下層はアリューロン細胞層である。コメの場合は、糠の最下層部が胚乳(デンプン層)の上層部に細かな根が生えたように複雑に入りこみ、線引きできないほどに分厚い境界線を形成しているのである。要するに糠層の下層から胚乳(デンプン)に至る間は、明快な境界がないものととらえるべきものなのである。」
アリューロン層と胚乳を線引きするの無理って事が書いてあるんですよね。
ちなみにこの抜粋、某無洗米メーカーの会長さんの言葉だそうです。
-
お米のこと 無洗米
関連記事